「大きな谷のクラフトワーク展」(さいとうギャラリー)出品作品「隣人の扉」について 2020/2.18~23

隣人の扉1.2.3

「大きな谷のクラフトワーク展」にご来場いただきました皆様ありがとうございました。

この展示は札幌大谷大学美術学科の卒業生で構成されています。陶芸家のイイダジュンコさんが主催で毎年開催されています。お誘いくださったイイダさんにここで感謝を。

作品をご購入いただきましたお客様には誠に感謝申し上げます。展示していた「隣人の扉」につきましては、たくさんのお客様にお求め頂きました。

そこで、大人数のグループ展だったことから、伝えきれなかったコンセプトをここに記載しようと思います。

「隣人の扉」はその名の通り、隣に住む者を表しています。

ペットを飼っている人は想像つきやすいかもしれませんが、言葉は通じなくても、ただ寄り添って、隣にいることで安心することがあります。

一緒に暮らしている者がいることを感じて安心してほしい。それを表しているのが、この扉です。

扉の向こうに住む者、安心する対象、は人それぞれです。私のイメージは「トムとジェリー」のネズミのジェリーです。ジェリーが一緒に暮らしていると思うと癒されませんか?

それが、人によっては、小人や精霊だったりします。

また、その他の存在も表しています。

それは、作者の私や、ご購入いただいた皆様です。

孤独を感じたとき、何かあったとき支えになりたい、私に通じてほしいという思いがあります。そのために名刺も一緒に入れてあります。

また、ご購入いただいた皆様同士で繋がることがあれば嬉しいなと思います。

扉は離れたところに繋がっています。あなたは一人じゃないということを感じてほしい。それが「隣人の扉」のコンセプトです。

しかし。

普通にインテリアとして使ってもらうのが一番です。忘れていただいて構いません。

作者(私)のコンセプトなんて、時に重いだけです。

購入いただいた方の中では、自営店舗で触れてほしくないスイッチのカバーとして使用してくれた方がいました。見た目もかわいく隠せるとのことで喜ばれ、嬉しい限りです。

ということで、今後も人の癒しになるというコンセプトは一貫して、制作を続けていきたいと思います。

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